青空の下

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面倒だ。 俺は普通に今の自分の生活を維持していたいだけなのに。 こいつらはそんな俺につかかってきたがる。 「なぁなぁ深夜。聞いてる?もう一回やろ~?頼む!一生お願いだから!」 一生お願いか…。 「わかった。姫川さん、一つ命令していいですか」 結局全然読めなかった本を片づけて顔をあげるとそこには楽しそうに俺を見る姫川がいた。 大きな犬にでも見えてきそうだ。 生憎、俺は猫派だがな。
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