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「なんだよこれ」
日当たりのいい窓側の席。
心地よい風が彼の髪を撫でる。
そんななか彼――十六夜深夜は今一冊のノートを開いていた。
そこに書かれていたのはなんとか読めるであろう小学生並みの文字。
彼が書いたものではない。
さっきまでいた図書館で偶然拾ったものだった。
とりあえず図書委員に届けようとは思ったが生憎誰もいなかったため持ってきてしまったのはいいが。
こんなとある少年が書いたであろう日記なんてどこに届け出を出せばいいかなんて分かるはずがない。
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