4052人が本棚に入れています
本棚に追加
あーん?あんかけチャーハン?←
誰だよコイツ、俺にはこんなイケメソ面識はねぇぞ、あったら忘れてねぇし
そいつは茶色の長めの髪に整った眉、すっと流れた目、薄いがまとまった唇、傷ひとつない肌、耳にはピアスまでつけてやがる
どっからどうみてもイケメソだった
『なんか?』
?「君、今日遅刻した子だよねっ!!」
あ、
コイツダメなタイプだ
そう思った頃には遅く
?「俺、"藍原 恭祐〈アイハラ キョウスケ〉"、君と同じクラスだよっよろしくっ!!」
『はあ、どうも』
なんでコイツこんなにテンション高いの?
俺ついていけないお←
そこで何か期待の眼差しを向けられているのに気づく
『何ですか』
恭「君の名前は?」
『さっき自己紹介したじゃないですか』
コイツは馬鹿か
恭「俺からの距離だと君の声聞こえないんだよ」
めんどくさい
もういい、名乗って早く戻ってもらおう
『橘』
恭「橘っちねっ!よろしくなっ☆」
は?ち?……え?ちょ、は?
一人パニクる中、コイツは俺の顔を見てニコニコ笑ってる
まぁにあってますけどね?はっ、別に妬いてねぇし。
『なんですか』
恭「いやね、ふふっ腐…」
キモ…
恭「キモって…酷いお橘っち!」
『ほんとのことですから』
恭「なんと言う鬼畜さっ!!」
おいおいと泣く振りをする馬鹿を見てひとつため息をついた
最初のコメントを投稿しよう!