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恭「溜め息は不幸が訪れるのだよ、橘っち」
お前のせいだよ、馬鹿
てかそれ言うなら幸せが逃げるだろ
なにドヤってんだよ…
『黙りなさい』
恭「……はい」
ギロッと睨むと耳が垂れた犬の様に大人しくなった、しかも反応が丹ねぇと同じとは……
よしコイツは駄犬だ☆
ノリで…
『おて』
恭「……」
駄犬の前に手を出すとその上に大人しくグーにした手を乗っけてきた
やばい、マジで耳と尻尾が見えたかも
『いい子だー(棒読み)』
恭「やらせといてその反応酷くない!?」
『酷くないですよ』
恭「あのよ、その敬語止めようぜ?」
『どうしようかなー(棒読み)』
ここで敬語を止めたら必ずと言っていいほどに親しくなる可能性大だ
けどもうここまで来てしまったんだ、残りの学校生活を楽しむのも悪くないと思う
それにコイツは駄犬だ、大丈夫だろう
『いいよ』
恭「マジかっ、サンキューっ!!」
ニカッと眩しい笑顔を向けられる
……
-ムギュゥ
恭「いだぁっ!?ちょ、何故つねる?!」
『…………』
恭「え?なんで拗ねてんの?橘っち」
『別に拗ねてねぇし』
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