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そうこうしてる内に休み時間は終わり、駄犬と雨宮は自分の席へと戻って言った
・・・・
恭「お昼が来ました」
雨「そうだね」
恭「お昼が来たんですよ」
雨「知ってる」
恭「お昼になったんですよ」
雨「だから、知ってる」黒笑
恭「うっ…、橘っち…お昼『五月蝿い、黙れ駄犬、さっきから何が言いたいんだ』」
只今お昼
俺の机にへばり着いた駄犬を蹴り落として見下ろす
藍原こと、駄犬はしゅんとまるで悪いことをして怒られた犬そのものに見えた
幻覚で耳と尻尾も見えた気がした
が、可愛くも何ともないから見下ろし続ける
恭「お昼ですよ……」
『だから何なんだって』
恭「お腹、空きません?」
『普通』
恭「…………」
てか俺元々小食だし、朝とか昼食べないでも生きていける人だから
てか
『昼飯食べたいなら言えよ』
恭「えっ……一緒に食べ『ないけどな』」
そう言うと一段と耳を垂れさせる駄犬
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