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~右京 視点~
『ふぁあぁ~』
最大に伸びをしてからついさっきまで話していた奴の背中を見る
アイツはなんだか回りと違かった、
なんと言うか、媚びずに真っ直ぐ見てくる目とか
本当の自分を見てくれている気がした。
「センセぇ、ここ分かんなくてぇ」
『あ?』
こんな媚びた目じゃなくて、真の通った綺麗な目
アイツは凄く綺麗だ
『わかんねぇなら、他の奴に聞け』
上目遣いをしている生徒からさっきまでアイツが居た方に目をやる、そこはもう誰も居なかった。
『橘…千尋…か…』
誰にも聞こえない程の声でぽつりと呟いた
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