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「…今はまだ秘密です」 人差し指を唇に当ててジェスチャーする姿さえも様になっている彼。 「なんで…?」 「だから、秘密ですってば」 「だって私たち初めて会ってるのになんで名前…」 名前、私教えてないもん。 「さぁ?ほんとに初めてですかね…?」 「え…?」 少し口角を上げ、妖しく微笑む菅原さんに背中に冷や汗が走る。 そのとき ギシ…ッとベッドが軋む音がした。
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