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――――…
「はああああ…」
「なにそのでっかいため息」
あの日の土曜日から週は明けて、いつも通りの学校。
四時限目の現国が終わって机に突っ伏しっていると汐里の声がした。
「ん、なんだ汐里か」
「なんだとはなんだ、偉大な汐里様が来てやったと言うのに」
そういった汐里はドカッと私の前の席に座ってお弁当箱を置いた。
…汐里こと、神崎 汐里(かんざき しおり)は高校に入ってから仲良くなった私の親友である。
「お腹すいた…」
私は、ムクッと起き上がってお弁当箱を取り出した。
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