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｢……ひぃ!?｣
声がする、後ろを振り向くと
今話の話題だったニコニコ笑顔の…菅原くん。
思わず声をあげてしまった。
｢そんな驚きますかー？菫さん｣
｢や、あのっ…なんでここに…｣
｢え？菫さん見かけたから｣
にこっと微笑む菅原くんを見て、思うことがひとつ。
……ほんとに一年だったんだ…。
うちの学校は男子はネクタイ、女子はリボンの色で学年がわかる。
菅原くんは一年だからチェックのネクタイの色が赤かった。
｢ちょ、この子が菅原くん？｣
呆然と立っている私の肩をバシバシと叩く汐里。
そんな汐里に彼は気づいたのか、汐里に微笑みかける。
｢申し遅れましたね、俺は一年の菅原龍です。…菫さんのお友達ですか？｣
菅原くんの微笑みで汐里は目がハートになりながらものすごい勢いで頷いていた。
…汐里の面食いめ。
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