生きるために殺していく

第二章

《寄生繁殖》
自身と同じか少し大きいサイズの他生物に寄生して卵を産む。卵を産むと死亡するが、羽化した子供が宿主の能力等を模倣し、最終的に宿主の命を奪い外に出る。
姿形、ステータス、スキルを宿主と同じにする。

これを上手く使えれば。

「リリス、モンスターの固有のスキルを変えたりとかできるのか?」

「どのような変更でしょうか？モンスターのスキルや生態などの変更はポイントを使用し可能です。
スキル追加も同じですがポイント消費が多いです。
生態や基本的な行動の制限などは、《キメラ作成》でモンスターを弄るか、《魔法陣学》でモンスターに魔法陣を刻む事でもできる可能性があります。」

「そうか、なら混沌蟲のトップを決めてそいつ以外に卵を産めない、さらに卵を産んでも死なない。
トップには絶対服従。
宿主のコピーではなく、元の混沌蟲と宿主の良い所を受け継ぐ。
これらの事はできるか？」

「前二つは《キメラ作成》と《魔法陣学》で問題無いと思われますが、最後はポイントを消費しなければ難しいかもしれません。」

そう言われコアに最後の設定だけでかかるポイントを聞くと２００。
とりあえず《キメラ作成》と《魔法陣学》を使って出来ないかと、ボーナスでスキルを習得、４つ使いそれぞれの中級まで習得した。