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運ぶ足を心地よい気持ちにさせてくれる、カラフルなレンガで出来た道がある。
その道を登り頂上に着けば、レンガ道を忘れるほどの神秘的な光景を目にできる丘がある。
今日はいつもと違い、変わったことをしてみたかった俺は、地元の観光スポットでもあるその丘に来ていた。
景色を眺め、感想は多くは無い。
観光出来る場所とはいえ、自分の住む場所をただ呆然と眺めるこの時間は、あまり面白いとは言えない。
だけど都市と呼ばれるこの地に居て、たまには緑の多いこの場に来るのは悪いことではないと思う。
ある程度日頃の疲れを癒やし、日も落ちてきたところで自宅に帰ろうと道をくだっていた。
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