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-屯所-
その後、私は屯所と呼ばれるところの一室に案内された。
そこには、先ほどの二人ともう一人男の人がいた。
??1「では、改めて問う。君はなぜあのようなところに倒れていたのかね?」
柚「私にもよく分かりません。」
??3「お前、ふざけてんのかっ!?」
??1「トシ、落ち着け。」
??3「こんなふざけた野郎前に落ち着いてられっか!」
??1「トシッ!いい加減にせんかッ!!」
トシと呼ばれている人はバツの悪そうな顔をし、お茶をすすった。
??1「あぁ、悪かったね。声を荒げてしまって。」
柚「いえ。」
??1「では、そろそろ本題に戻ろう。君は本当に何故あそこに居たのか分からないんだね?」
柚「はい。気がついたらあそこに倒れていたんです。」
??1「そうか…。」
それっきり黙ってしまった。
すると、
??3「お前、名は何だ?」
柚「わ、私は斎藤柚葉と申します!年は17です!!」
??2「へぇ。柚葉ちゃんっていうんだ。僕は沖田総司。」
柚『沖田さんか…んんっ?沖田総司?何処かで聞いた名前…』
沖「急に黙ってどうしたの?」
柚「あ、いえ。何でもないです!」
沖「そう?ならいいんだけど。あ、ちなみにさっき怒鳴ってた人が土方さんで、優しそうな人は近藤さんっていうんだよ。」
柚『近藤さんに土方さん…ここってまさか…!?新選組の屯所!?』
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