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??? 待ってろよ、今楽にしてやるからな。
俺はライム、今はお仕事中。
んで俺の仕事は、消えそうな魂を有るべき場所に戻してやること。
ダークエンジェルナイトと言う名前の職で他にも、天界と魔界の伝令役も行っている。
おっと、話が脱線しちまったな。
今はこの白い子猫の魂を送り届けないとな。
ガブッ
イテー!!
コイツ俺の手にかぶりつきやがった。
いいか、お前をこのまま放っておくと、悪化して大変なことになるんだぞ。
俺は子猫の頭を優しく撫でながら言い聞かせるように耳元で囁いた。
理解したのか、子猫はおとなしくなった…
ギュッ
子猫は、最後の力を振り絞り俺の手を握り締めた。
弱々しくも力強く、まだ死にたくないもっと生きたい、という気持ちが伝わって来るようだった。
ギュッ
俺もその子猫を力強く抱き締めた。
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