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「埋もれた良作を発掘」とよくおっしゃられますが、私はいまだに「良作」がどういうものなのか分かりません。
誰に対しての良作なのでしょう?
書籍化して売れる作品? 大勢の人が感動する作品?
今まで市場に出ている本や漫画を読んできて、私が「良作だな」と思う作品はいくつかありました。
が、残念ながら絶版になっているものも多く。
私の見る目がないだけなのか、その作品の運がないだけなのか。
でも、私にとっては、間違いなく良作だったんです。
自分の良作=他人にとっても良作
ではないことに気付いたとき、他人の評価を参考程度にして、鵜呑みにしないことに決めました。
こればかりは、好みと、何を求めているかで大きく変わってくるから、一概に決めつけられないんだ、と。
「世間にはこれが良作だと認められないかもしれないけど、自分はこの作品が好きだ!」
と、ささやかに、こっそりと、でも胸をはって自分の好きな作品を読んで、宝箱に大事にしまうようなやり方があってもいいと思うんです。
書籍化は確かに魅力的ですが、ただ書きたい。ただ読みたい。と思っている人もいると思うんです(そして、そういう方は寡黙だと、私は勝手に思ってます。地道にぽつぽつと書いている方がほとんどではないだろうかと)。
もし、「埋もれている良作の発掘」が、読み手個人にとってのものであるなら、検索機能の充実や、作品そのものをもっとユーザーの目に触れさせるような方法をとったほうが良いのではないでしょうか。
そうではなく、書籍化して売れる作品や、大勢の方が感動する作品を「良作」と考えていらっしゃる場合は…すみません、私には分かりかねますので、運営陣様、がんばってください!
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