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通学は電車だから駅まで行けば確実
そう頭の中でうなずいていた
校舎が三階建で、この教室は二階
一番後ろで窓際の私には、暖かい陽射しがあたる
この陽射しがあたらない廊下側の人には申し訳ないぐらい、とても心地いいのだ
私の机が暗くなった
どうやら太陽が雲で隠れたみたい
ふと外を見たら、運動場の隅にある花壇へ、自然と目がいった
1つ、気になる事を見つけた
テスト中この時間に、何で人が校舎の外にいるのか?
先生ならまだしも、男子生徒が花壇に水をあげている
今の私には関係ないから、どうでもいい
チャイムが鳴って、テストの回答用紙を前へ送る
今日はこのテストが終わったら、HRで解散
すぐに帰る支度をした
解散した後、さっき考えてた通りすぐに教室から出た
教室の出入口は2つある
下駄箱へと繋がる階段が近い方と、遠い方
私が教室から出たのは、遠い方の出入口
必然的に近い方の出入口を通る事になる
近い方の出入口を通ろうとすると、誰かがそこから出てきた
その瞬間私は、失敗した…っと思った
何故なら出てきたのが、いつも一緒に弁当を食べている友人だからだ
今の私からしてみれば、まだ友人もどきなのだが
いつも私と一緒に帰ろうとする
とても良くしてくれる子達
花 と ゆりたん
花が笑い「葵が帰るのは見おとうしだよ」と私に指を指した
155の私より背が小さい くせにして しっかりしている。
花とは対象的にゆりたんは私より背が高く(160はあると思われる)おっとりしている
その ゆりたんは、花の後ろに付き添って 一緒に帰ろオーラを出している
二人の、この見事なコンビネーションに引けず、私は微笑んで「うんっ」と頷き、3人で駅まで行くのだ
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