俺のパラダイスが修羅場すぎる

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「るっ……留海香!?!? おっ……お前、なんて格好で」 「そんなことどーでもいい! それよりなっ……なに……その、ううう」 「まっ……まて。どの忌まわしき拳を無実なwhat are seaに向けるべきではない」 「むっ……無実って何よ! そっ……その腕っうでー!」 「腕か?」  うん、確かに柔らかい。  絹がマシュマロをメロンパンレベルに下げているが、鼻腔をくすぐるスイートハニーが神経系を滅殺。  あー、超気持ちいい。 「時貞くん?」  うるっとしたくりくりおめめの妖精さん……正確に言えば、ぷんっと頬を膨らませて「パパ抱っこー」なんて呟いても何の違和感のない先輩が腕に巻きついていた、お胸サンドで。 「……トキサダ?」 「ハッ……ハイ」 「アナタノウデ二ナゼ《トウカ》ガイルノデスカ?」 「ハハハ、ワタシニホンゴワカリマセン」  勿論、生まれも育ちも日本だ。  でもな、目の前にいる貧乳スク水堕天使様に反抗することはできない。  それは日本海溝より深い事情がございまして、この第二図書室で留海香と先輩に対して世にも奇妙な関係を持ってしまった原因にまでさかのぼる。
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