思い出フラッシュバック

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『人の死のあとには何も残らない』 なんて良く言うけど あれは嘘だ。 少なくとも残された人、 生きている人には影響を与える。 母は専業主婦をやめて、 父の働いていた長距離トラックを職業に働きだした。 なんでも、事故した時の損害をこちらで一部負担しなければならないらしい。 その金額がいくらなのかは知らないが、 結構な金額になったらしく一時期その会社に借金、 一時期というのは父親の親戚が肩代わりしてくれて今も親戚に借金をしている状態らしいが。 そのお金 を払うために父がやっていた長距離トラックの仕事で借金を返済しながら生活している。 先ほども言ったが母はかなりダンディーな人で 父の敵討ちではないが、父が働いていた場所でお金を稼ぎたいと言い出し、即行でトラックの免許を取得してきた。 この免許の費用は 同情からか、父が働いていた長距離トラックの職場から出してくれたらしい。
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