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確か、高校二年の春だった。 綺麗な詩を書く人に出逢ったんだ。 出逢ったって言っても、その人のホームページを偶然見つけただけで、直接会った事も話した事もないんだけど。 地味なホームページ。 チェックしてるのはきっと僕だけだと思う。 詩は毎年一度だけ、一作品だけ更新される。 それがとんでもなく綺麗な詩で、初めて読んだ時は自然とこぼれる涙に戸惑ったっけ。 あれからもう十三年。 たった数行の言葉が毎年僕を泣かせて、僕の励みになっていた。
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