第一章

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第一章

私は、今日、三年生になる。 新入生と同様に、うきうきを隠せないでいる。 その訳は… 「優里、遅刻すんなよ。」 「…はい。」 私の名前を呼んだ人は、昨年、私たちのクラスを受け持った先生だ。 それは、今年も。 私の担任になった。 宮園 蓮。 恐ろしいほど整った顔で、性格もよくて、女の扱いもうまくて… いわゆる、完璧。 そして、私の 好きな人。
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