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「おーい、そこの女子。準備運動
しろよー。」
「はぁーいっ!」
宮園先生にそう言われ、嬉しそうに反応する女子。
今は、体育の時間。
そして、宮園先生の受け持つ授業。
「ねぇ、体育サボらない?」
「い・や・だ。」
「チッ。つれねぇな。」
美希が眉間にシワを寄せ、だるそうな目をしながら言った。
お前は…、ヤクザか。
「蓮の授業いや。あいつ変態やし。」
そう、宮園先生は変態だ。
いつも、体育を真剣にやっている女子を、遠慮無しにガン見している。
極め付きには女子に、「体いたい?俺がマッサージしてあげるよ。」とか、変態発言をしている。
でも、そんな宮園先生の部分も大好きな女子は山ほどいる。
「おーい渡部、俺の顔見てないで準備運動しろよー。」
「あ…、は、はい。」
しまった、見てるのバレた。
私が顔を赤らめると、美希はそれを見て爆笑しだした。
「笑い事じゃないし…」
「仕方ないじゃん、おもしろいし。」
性格悪いわぁー、本当、どS。
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