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「あの…あなたの名前「待たせたね。これから聞き取りとかいろいろなことあるから、警察署に来てくれるかね」
おい!今大切なところだったんですけど!
心の中ではこう思っていても実際に警察官に抵抗できるのはごく一部だろう
警察官は2人いて今度はパトカーに乗ってきたようだ。なぜ俺は気づかなかったんだ?
「はい…」
女の子は静かに返事をして警察官についていく
かわいそうにな……
残念だけどここでお別れだな
「じゃあ俺はここで」
俺は踵を返して学校に向けて足を進めようとした
だが、
「君も来るんだよ?」
「へ?」
思わず情けない声が出てしまった。俺はこれから学校に登校しなければいけない使命がある。
いままで皆勤なんだぞ…
「君が第一発見者なんだから、その時の状況も聞きたいしね」
「んなバカなぁぁぁぁぁ」
2年の始まりがこんな……トラブルで始まるとか……
やべぇ…2年生なんかあるぞ!
「はい、じゃあパトカーに乗ってね」
うわぁ…人生初のパトカーだ…罪を犯してなくとも何故か抵抗がある
「ねぇ、あの子なにをしたのかしらヒソヒソ」
「もしかしたらあの女の子をヒソヒソ」
「それってニュースにヒソヒソ」
うあぁぁぁぁ!
なんか通りすがりのおばさまたちが俺を見て良からぬ想像を膨らましてやがる!
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