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これじゃあまるで俺が不良生徒みたいじゃねえか!
てか誰だ!面白がって大声で叫びやがったのは!
「誰あいつ?」
「何か悪いことをしたのか?」
「警察沙汰なんてただ事じゃないぞ!」
「暴力事件とか…」
ほらもう……俺完全に不良扱いじゃねぇか
俺なにもしてねぇよ……て言っても無駄なんだろうな
ちょ……顔が怖い!
なんでそんな冷たい目で俺を見てるの?
やばい……俺泣きそう……
しかし、ある出来事がきっかけでそのざわめきが静寂に変わった
アイドルを凌駕するほどのスペックを持った女の子が俺と反対側のドアから出てきたからだ
「誰あの可愛い女の子?」
「知ってる?」
「知らない」
「やべぇマジ惚れた」
そう。俺とその女の子は同じ高校だったらしく、こうして一緒に来たわけだ
普通なら1日ぐらい休むべきだと警察の人は言ったらしいが、あまりにもこの子が行きたいと言ったので、可愛さに免じて登校を許可したらしい。
そして事情徴収はまた今日の夜にということらしい。
あの子も大変だなぁ
てか、警官!可愛さに負けてんじゃねぇよ
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