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もう……どっか行けとか言うなし!悲しくなるだろ!
俺はこんなことで退く訳にはいかない。この女の子の人生がかかってるんだ!
ただ一つ気になるのはこの女の子がヤクザの親っさんのご令嬢だった場合だ。最終的に俺が殺される可能性がある
もうこれは運に任せるしかない
「本当にいいんですか?車の件」
「もういいよ。さっさと失せろ!」
この男は俺との口論に疲れ果てたようで、車に引き返そうとしている
こんな時警察が巡回してきて職務質問してきたら万事休すなのだが、んなご都合展開があるわけ
「どうしたのかね君たち?」
『キタ━(゚∀゚)━!』
全世界の幸運はどうやら全て俺の元に集まっているかのような奇跡が訪れた
でも、一生分の運はやめてください!神様!
「えっと……」
動揺する俺に対して警察官が怪しい人を見るような目をしている
「俺が眠気でこの車に当たってしまって……」
「そうなんですよ!このくそガ…高校生が俺の車にあたったんですよ」
「そして俺は見たんです!この車の後部座席に人が縛られているのを」
「なっ!」
「ち、違う!何もありません!」
警察官に指摘されて動揺を隠すことが出来なくなったヤクザは見ていて凄く面白い
よしよし!いいぞいいぞ!頑張れ警察官!いっちょやったれ!
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