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なんだ…この可愛い女の子は?
えっと……あなたはアイドルですか?それとも天使ですか?と聞きたいほどの美しい顔立ちだった
体はすらっとしてて、髪はサラサラで腰まである。目は大きく澄みきっていて思わず引き込まれてしまう。それこそアニメに出てくるような美少女だ
あまりにも驚きを隠せない俺は時間が過ぎるのを忘れていた。
そしてこう思う
俺には釣り合わんな
まるで初代ファミ○ン(俺)とスーパーコンピュータ「京」(女の子)の性能の如く離れてやがる
「あの……えっと…」
俺が考え込んでると、女の子の方から声がかけられた
高すぎず、低すぎない丁度いい音程のよく通る声だった
「あ……え~と…大丈夫ですか?」
どうやらこの事態で俺が混乱しているように映ってたようだ
「ごめん、大丈夫……」
!?
偶然だろうか、女の子と見つめあってしまった
ちょ…俺を直視しないで!キラキラした澄んだ瞳で俺を見ないで!
ドキがムネムネしちゃう!
あのエロガキなら
『お姉さんは卵焼きに醤油かけるタイプ?それともソースかけるタイプ?』
などと聞いているんだろうが、この世界ではアニメのようにはいかない
だからこそアニメのようにはいかないとオタク達は嘆いているのだ
ちらっと女の子を見る
また目があう
そして背ける
くそー目を合わすことができない……
これがDTの副作用か……くそっ
「あの…助けて下さってありがとうございました」
「あ…いえいえ……」
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