船山 柊

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「黒川学園の養護教諭になってもらった!父さん凄くないか? あのみのりちゃんをゲッチューしたんだぞ!」 げっ…ゲッチューって… ・ ・ ・ ・ ・ ・・・・・・ん? 俺、反応鈍いな。 思考が停止して、一瞬理解できなかった。 「ぶーーーーーーーーーッッ!」 やっと理解したら、コーヒー吹き出す俺。 ガキか。 マジで?まじか? みのりが保健医? 思わず口元が緩んでしまう。 嬉しすぎて。 でもなんで? 「あらあら、坊っちゃんたら。ウフフ」 汚れたテーブルを拭きながら、クスクスと笑うお手伝いの志乃さん。 みのりが黒川学園の保健医? てことは、毎日みのりに会えんのか? 「みのりちゃん口説くのは大変だったよ。でも、みのりちゃんなら、黒川学園でもがんばってくれると・・・・・」 親父の声なんて右から左に抜けていく。
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