第一話 決意の先

9/32
前へ
/34ページ
次へ
カクタス級戦艦[ムツキ] 艦内放送 メロディン「今回この緊急班の司令を任されたメロディン・イザルート大佐だ、積込や要員の召集に時間がかかるとは思うが後三分で頼む、全員の点呼が終了し次第発進シークェンスに移行する」 ムツキ 352室 シンイチ「今回はスパイダムでの連携だ、動きはバーチェラスとは比べられん程早い、がしかし、装甲は実戦配備されているSA(Sacred Armers)と比べられん程薄い、どう戦うかわかるな?」 シイナ「スパイダムは近・中距離戦闘武器が豊富…ストレイトソード、ショートメタルカッター、肩部60mmメガライフル、スモークグレネード、自動追尾式スパイラルアンカー、スピードを駆使して相手の懐に飛び込み仕留める、スモークは攻撃・離脱に使用できる、対近接戦闘タイプならアンカーで回りから攻める」 シンイチ「そうだ、まぁ俺たちなら大丈夫だ、スパイダムの調整しとくか」 シイナ「うん」 ムツキ 353室 イーク「クワァンさん、あのぉ」 クワァン「どうしたイーク?」 イーク「すんごく言いにくいんですけどいいですか?」 クワァン「小隊の中ではなんでも言う、情報の共有は大事だ」 イーク「ムルトくん…乗ってないです」 クワァン「………へ?」 イーク「たぶんまだベッドで痙攣してます」 クワァンの顔が再び鬼化 クワァン「なんでもっと早く言わないんだぁ!!!」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加