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イーク「知ってるものだとばかり」
クワァン「なんで痙攣なんかしてんだよ」
イーク(僕の記憶ではあなたのせいです)
クワァン「もぉやだよ~、あたしが怒られるじゃんか」
イーク「今から出て迎えに行けば」
クワァン「さっきの放送だともう発進シークェンスの前準備までいってる、もう積込用のハッチだって閉まってるわよ」
イーク「ムルトくん…」
クワァン「あの馬鹿はホント…」
室内放送
ムルト「馬鹿はあんたの方だし」
クワァン「誰が!!!って…ムルト?」
ムルト「他に誰がいるし」
イーク「ムルトくんどこ!?」
ムルト「バーチェラスん中、待機部屋よりこっちのが落ち着くし」
クワァン「よかったよかったこれで怒られないで済む」
イーク「じゃあ僕達も行くよ、早めに調整しとかなきゃ」
ムルト「もう終わってるし」
クワァン「私達のも?」
ムルト「うん、積込の前から大方終わってたし、スペコンで全身の駆動部の圧力調整するだけだったし」
※スペコン…スペックコンピューターの略、機体に接続するとその機体の基本スペックとダメージチェック、各部分の稼働状況がわかる
イーク「さすがムルトくんだね、仕事が早いや」
クワァン「あぁでも私は重い方が慣れてるから圧強めとかないと」
ムルト「やってる、イークのはちょっと軽めにしてある」
クワァン「1.24?」
ムルト「うん、イークのは0.87、関節の方も全部調整済み」
イーク「覚えてるんだ、すごいなぁ」
クワァン「まぁなら大丈夫だな、ムルト一回こっち来な」
ムルト「そこ臭いからヤダ」
クワァン「村田屋の火事場カレーパンあるぞ」
ムルト「…行く」
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