第一話 決意の先

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プロテクト・ベース 菊川町 ゲンガ家の地下に建設された広大なシェルター 最大収容人数は30000人 ノーマルサイズのSAなら400機を収容できる。 研究所・格納庫・ブリーフィングルーム・個室63部屋併設 どのようにして建設されたかは不明、又、このベースは一般人には公表されていない。 リュウイチ達はゲンガ家から通路を通りベースへ降りた。研究所にある大きな机でサイゾウは作業をしていた リュウイチ「じいちゃん」 サイゾウ「おぉ来たかリュウイチ、心配したぞ」 リュウイチ「やっぱりここのこと一般開放した方がいいよ、快適だし、防御も普通のシェルターよりしっかりしてるし」 サイゾウ「その事は話したはずじゃ、今はまだ此処を公には出来ん」 ホムラ「その理由は……まだ言えないんですね」 サイゾウ「わかってくれ、これはワシらだけでなく世界に関わる事なんじゃ」 リュウイチ「そんな大袈裟な」 レイコ「そんな事より戦闘が」 リュウイチ「そうだ、近くで戦闘が起こってるみたいなんだ」 サイゾウ「戦況的には地球軍に損害は無い、じゃが敵が途切れること無く現れておる、これまでとは何かが違う」 リュウイチ「なんでここに?」 サイゾウ「わからん、此処の所、軍は全国的に作戦行動を展開している、戦況的に有利な此処へ増援を寄越すかはわからん」 ホムラ「何かあって然るべき…かな」
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