第一話 決意の先

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ムツキ艦内に一斉放送が流れる。 「カタパルト起動、ハンカ小隊の出撃許可要請」 メロディン「出撃を許可する」 「出撃許可確認、ハンカ小隊各位は出撃確認終了後発進してください」 クワァン「私から行く、カタパルトどうぞ」 「了解、射出角23°で固定、射出カタパルトより発進手順を参照して各位は出撃してください」 クワァン「私から行く、クワァン・ビルドキース中尉、MDF-003バーチェラスでるよ」 ムルト「続いてムルト・ムント曹長出る」 イーク「イーク・フィルバジャッジ曹長行きます」 ハンカ小隊各位はそれぞれムツキの射出カタパルトより出撃した。 菊川を目指して。 菊川町 クワァン「この辺りだ、ムルト、レーダーに反応はあるか?」 ムルト「何此処、レーダーわやくちゃになってる」 イーク「ジャミング?」 ムルト「さぁ、でも僕の作ったレーダーに干渉して来るジャミングなんて」 クワァン(此処に何かあるのは確定だ、後は手探りで掴むしかない…か)「レーダーは閉じとけ、モニターに注意して目視で進んでくぞ」 ムルト「その方がいいと思う、相手はこっちを確認してると思うし」 イーク「音感センサーで北西方向に反応がありました、距離的には5キロ圏内、近いです」 クワァン「そいつだ、注意しながら行くぞ、私が先頭、左右後方は任せる」 ムルト「了解っと」 イーク「了解です」
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