第一話 決意の先

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リュウイチは残りのOOEを撃墜し、ベースに戻ろうとした。 リュウイチ(隠れてる軍は民間人が戦ってるのに無視してたのか、そんなの酷いよね) (了解、索敵を開始し敵機を確実に撃墜します) リュウイチ「えっ?」 KEN-SEIはレーダー索敵を始め、山影に隠れているクワァン達を見つけた。 サイゾウ「何をしているリュウイチ!?」 リュウイチ「わからない!KEN-SEIが!!」 (主の敵を破壊、確実に…破壊します) サイゾウ「落ち着くんじゃリュウイチ、お前の精神にKEN-SEIが反応してるんじゃ!」 リュウイチ「そんなこと言われても……落ち着いたって止まらないよ」 クワァン「相手がこっちに向かってくるぞ」 ムルト「戦闘態勢のままだし、やる気みたいだよ」 イーク「敵意を感じます、機体パイロット両方から」 クワァン「仕方ない、二人共配置につけ、ムツキに向かわせるわけには行かない」 ムルト「これで戦闘データが取れる」 イーク「そんなこと言ってる場合じゃないよ、動きが読めない」 KEN-SEIは一気に距離を詰め剣聖刀を振り回した。 クワァン「危ないねぇ!二人ともある程度距離を取って援護に回れ、私が突っ込む」 ムルト「あの剣のリーチに飛び込むのは危ないし、遠距離から射撃で落とすのが賢いし」 イーク「落とすどうこうは置いといても、ムルト君の言うように距離を開けて射撃した方が良いと思います」 クワァン「性分じゃないんだけどねぇ、仕方ないか、二人ともアサルトライフル構えて散開、集中砲火で手足を潰す」 ムルト「動きを封じて捕獲ね」 イーク「了解です、コックピットは狙わないようにですね」 クワァン達は各自散開し、それぞれがKEN-SEIから離れた場所でライフルを構えた。
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