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ヒメユリ 司令室
リュウゾウ「私の思う結果では無かったがまぁいい、それよりもこれからが楽しいのだ、本当のシナリオは順調に進めないとな」
ムツキ ブリッジ
メロディン「テリット小隊は予定通りJ-92へ向かえ、ハンカ小隊は艦内で待機、整備班のミサト班長を召集、艦長室へ呼べ」
サイワン「艦長、J-92地区の敵機が……撤退していきます」
メロディン「ドンピシャ的中だな、念のためテリット小隊は向かわせろ」
サイワン「了解です」
「テリット小隊各位は出撃準備を行って下さい、テリット小隊各位は出撃準備を行って下さい」
シンイチ「こちらはいつでも出撃出来ますよ」
シイナ「私も」
「出撃許可を確認します」
メロディン「テリット小隊の出撃を許可する」
「了解、テリット小隊は出撃してください」
シンイチ「俺から行く、シンイチ・サイリュウ曹長RPD-006スパイダム出る」
シイナ「シイナ・コウヅ大尉、出る」
シンイチ「メロディン大佐、すみません…」
メロディン「まぁお前のしんどさは同情する、哨戒任務にあたれ」
シンイチ「了解」
菊川町
シンイチ「この辺りだが何の反応も無いな、おかしい」
シイナ「撤退したとは聞いたけど、まだSAは周囲に展開しているのに」
シンイチ「今までの奴等では考えられない事だ、あの所属不明機と何か関係があるのか?」
シイナ「十中八九」
シンイチ「とりあえずクワァンさん達が言うには俺らのレーダーは死んでる、音感センサーで周囲の哨戒をして帰艦する」
シイナ「同時に避難し遅れた人の救助もね」
シンイチ「見たところ居ないようだな」
シイナ「おかしい」
シンイチ「あぁ、ここら辺にあるのは緊急時用のシェルターだけ、報告では菊川町とその周辺の地区の住人が避難している、既存のシェルターだけでは収容出来ないぞ」
シイナ「民間作製のモノ」
シンイチ「レーダーや警報はともかくシェルターを民間では作れんだろう」
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