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昔…平安の末期鬼一族の当主
雪華(せっか)様がおられました
雪華様は女鬼でありながら妖力が幼い頃から桁違いに強力でしたので鬼一族 天狗 鳴神 鵺 白蛇 妖狐
等を束ねておいででした
雪華様の妖力は飛び抜けて強く
どの一族の当主と互角に戦える者はなどおられませんでした。
それほど雪華様の妖力は強力だったのです
ある日…雪華様は人里に行きました
雪華様は村の人間の男に恋をしてしまったのです
やがて二人は情がお互いに通じ交わりをしてしまったのです…
その時に村の男との間にできてしまった子を懐妊してしまいました
しかし…鬼一族の当主雪華様が人間の男の子を身籠ったと鬼一族は知り、自分達の当主が愛している男と当主を引き離してしまいました。
雪華様は
悲しくて狂った様に敵の妖達を踊るように殺したのです。
そのお姿は夜叉…狂った様に敵の妖達を殺し全滅させした
悲しくて 悲しくて 悲しくて…
自分が愛している男の子を産み
自分の体に
鬼火を放ち微笑み
愛する男の名を叫び
消えてしまいました…
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