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第1章、あれ?何か違う。
俺はふわりふわりと浮いていた。
吹き渡る清々しいそよ風と、暖かな光を放つ太陽。その中で俺は空を飛んでいた。
「本日は晴天なり!って感じだな。」
いや、これってどこぞの戦前の武将の言葉だったっけか?
まぁ、そんな物騒な感じではない。
「気持ちいいな。」
そんなことをポツリと呟く、そしてふと気付く。
「夢、か…」
こんな時間がいつまでも続けば良いと思った矢先、世界が暗転する。
「―――え?」
突如思い出したように体に重力がかかる。
「ぁ、うわーーーーーー!!」
気が付くと、辺り一面真っ暗な所に居た。
「どこだ?ここ!?」
頭の中が混乱していると、ふと、声が聞こえた。
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