第1章、あれ?何か違う。

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「そんな事より兄ちゃん!今日はなんの日か覚えているかな?」 「7月8日?」 「違う違う。私の誕生日♪今夜は期待してるぜ!!」 「奈央の誕生日は11月8日だろ!?」 「だからその今日が11月8日でしょーが!!一体何を言っているんだい兄ちゃんは?」 「は!?」 主張の違いに違和感を覚えた俺は机の上にあるケータイをとって日付を確認した。 11/08(月) 07:10 おかしい……おかしすぎる。俺が眠りにつく前までは、確かに7/08だった筈だ!!なのにどうして11/08になっているんだ!? 「……あれ?なんで?昨日まで7/08だったじゃないか…」 「どうした?兄ちゃん??」 「分からない…目が覚めたら急に4ヶ月も進んでたんだ…なぁ、奈央、俺はこの4ヶ月の間何をしてたんだ?」 「何ってそりゃあ…ん!?ありゃ!?私も覚えてない、目が覚めてカレンダー見たら私の誕生日になってたの、だからヤッターって思って兄ちゃんの所に来たの。」
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