0人が本棚に入れています
本棚に追加
朝メシを食べ終わると、俺と奈央は学校へと向かった。
因みに俺は高校2年生で奈央は同じ高校の1年生だ。
「なぁ、やっぱりいつも通りだよな?町とか景色とか。」
「うん、多分…いつも通りだと思う。」
やっぱり俺の勘違いなのか!?
いや、それにしてはおかしい、昨日の事を忘れるくらいならただ忘れっぽいだけの奴だが、4ヶ月も記憶がないのは明らかに変だ。しかも、奈央のやつも記憶がないときた。
「やっぱ何かあるだろ…」
学校に着くまで何か違う所が無いか探してみたが、特に見つからなかった…
奈央と別れ教室に向かう、すると、
「か~し~や~く~ん♪」
俺を呼ぶ気持ち悪い声が聞こえる。
「てぇやぁぁぁ!!」
そいつはいきなり後ろからタックルしてきた、だが俺はそれをひらりとかわす。
ベタンッ!!
廊下の床に思いっきりダイブした…
バカだ、本当のバカだ…
「おはよう上田」
「おはよう上田、じゃねぇよ!!テメェが避けたせいで床に熱烈なキッスしちまったじゃねぇか!!」
「いや、俺は悪くないだろう?」
最初のコメントを投稿しよう!