第1章、あれ?何か違う。

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朝メシを食べ終わると、俺と奈央は学校へと向かった。 因みに俺は高校2年生で奈央は同じ高校の1年生だ。 「なぁ、やっぱりいつも通りだよな?町とか景色とか。」 「うん、多分…いつも通りだと思う。」 やっぱり俺の勘違いなのか!? いや、それにしてはおかしい、昨日の事を忘れるくらいならただ忘れっぽいだけの奴だが、4ヶ月も記憶がないのは明らかに変だ。しかも、奈央のやつも記憶がないときた。 「やっぱ何かあるだろ…」 学校に着くまで何か違う所が無いか探してみたが、特に見つからなかった… 奈央と別れ教室に向かう、すると、 「か~し~や~く~ん♪」 俺を呼ぶ気持ち悪い声が聞こえる。 「てぇやぁぁぁ!!」 そいつはいきなり後ろからタックルしてきた、だが俺はそれをひらりとかわす。 ベタンッ!! 廊下の床に思いっきりダイブした… バカだ、本当のバカだ… 「おはよう上田」 「おはよう上田、じゃねぇよ!!テメェが避けたせいで床に熱烈なキッスしちまったじゃねぇか!!」 「いや、俺は悪くないだろう?」
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