遠い存在

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ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーー ーー キンコーンカンコーン 「紗英。ごめん。今日も先帰っててくれる?」 「また、裕斗くん?」 「しっ!!声大きいよっ!!」 「ごめんごめん。まぁ、親友の恋のためだしっ。いいよ。先帰ってるねっ!!」 「ありがとうっ!!こんど駅前のパフェ奢るねっ。」 「絶対だよっ??」 紗英はそういいながら、教室を出ていった。 よしっ!! 私はグランドに行きましょかっ。 私はグランドに行った。 グランドの外のフェンスからグランドを見る。 いた。 あの日一目惚れした人。 坂崎裕斗くん。 ん?正しく言えば、先輩かっ。 サッカー部の部長。 好きになって、半年たったかな。
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