鳥の学舎

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それぞれが、自身の前に弁当を広げ いざ食べようとしたとき、クロウスが唐突に話始めた 「そういや、今度、隣の姉妹校と合同のサバイバル教習があるって聞いたんだけど」 俺はその話を何処でどうやって聞き出したかの方が知りたい 「へー、毎年学校でサバイバル教習はしていると言うのは聞いたけど、俺たちの学校は合同ではなかったんじゃないのか?」 俺は、話には参加せず、飯をもくもく食べる。 聞き耳は立てているが 「それが、実は他の学校も最低で2校、最高で7校のところもあるって言ってたっけまあ、俺たちの学校以外もサバイバル教習は合同に変えているらしい。俺達の代で……」 うん、この鮭握りはうまい、この梅干し握りもなかなか 「どんな理由があるんだ?」 「詳しい話は分からなかったけど、なんか、今シーズンはいって最初の教習を受けた学校の生徒の殆どがどうのこうのって」 「なんだか気になるね?どう思うガリナは?」 「さぁてね。俺には関係ないことだ。ご馳走さま」 そう言って、俺は先に飯を食べ終わると弁当を片付け、残っている休み時間を適当に潰すために学校の方へと向かう
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