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とりあえず、俺は自分の教室へとはいる
バサッ バサッ
「おっ!!ガリナ意外と遅かったな!!」
教室の左側の多くを占めている窓にから次々と入ってくる他の有翼人種達はクラスメイトで、先程飯を同じ場所で食べてたカラス野郎も丁度窓から入ってきた
「とりあえず、装備を整えるか!!」
「口を動かす前にさっさと用意しろよ」
的確な突っ込みをいれながらも、俺は自分の装備が入っている専用の道具入れから、装備をとりだす
ジオルの樹の枝とセイレーンの髪を組み合わせた丈夫な弓を背負い、矢筒と矢を背中の腰辺りにセットし、短いがそれなりに使い勝手の良い鋼の斧を左の腰に備え付ける
「よし」
粗方の装備を整えた俺は、そのまま課外実習授業のスタート地点へと向かおうとする
「おいおい、ガリナ君よー、またゴーグルをつけ忘れてるぜ!!」
「ガリナは飛ばないから、風圧を防ぐゴーグルなんていらないんだよ!!」
「「「あははははは!!」」」
「はぁ」
俺は、馬鹿にする二人組と便乗して笑うカラス野郎には、面倒な思いとゴーグルの必要がないこともまんざらでないため言い返さない
しかし
ドスッ
「な、なんで俺だけ……」
「一番ムカついたから」
そう言って、俺は膝げりにより悶絶するカラス野郎を見下しながらグラウンドまで行った
大分スッキリした
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