3人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「ほら、もっと高く、早く」
「うるさいわね!!二人でバランスとってあげてるのに!!落とすわよ?」
「スワンちゃん、急に力抜かれると……私だけだと重い……」
「ああっ!ごめんパヴリーン」
「くくく」
「うぅ」
おっと、スワンの厳しさがパヴリーンの優しさと見事に相殺されたのを見て、得意気に笑うと、スワンが思いっきり俺の手のひらを握る力を入れて来た
「っち」
「ふん」
どうやら、俺が痛がると思ったのか。残念ながら俺の手のひらは、そこらの奴等よりごつくて堅い。豆だらけだからそんなに痛みを感じない
最初のコメントを投稿しよう!