狩りの授業

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ビュオオオオオ 落下するスピードは、滑空により大幅に落ちたが、やはり早く体で風を感じる ググッ 俺は、二人に運んでもらった高いところから、狙うべき獲物を大体決めており、弓の弦を目一杯に引っ張る 「1匹目!!」 パッ  ビュゥゥゥゥゥ   ドズッ 弦を離すと、矢が風を切り、獲物の兎を仕留める 「次!!」 ググッ  パッ  ビュビュゥゥゥゥ  ドズッ ドズ 直ぐに次の獲物に矢先を向け、2本同時に放つと、矢は放物線を小さく描き、正確に狐の親子を仕留めた。 「4匹目!!」 ググッ   パッ  ビュゥゥゥゥゥ 地面が近づいてきた俺は、すかさず、他の班が追いかけている鹿に狙いを定めて放つ 「そっちに行ったぞ!」 「ま、任せるんだな!!」 燕と鴨の2人が挟み撃ちしている鹿に ドッ   ドサッ 「あっ」 天から降った矢が頭に深々に刺さり、崩れ落ちた
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