鳥の学舎

3/23
前へ
/33ページ
次へ
「有翼人種は地上にいる人間族と見た目は似ているが、同じ種族同士で叩きあう愚かなことを我々はしない。その上――」 「はぁ……」 もう聞きあきたってのに何回あの梟(フクロウ)は……あれ?木菟(ミミズク)だっけ?まぁ良い そんなことより窓のそとの空は綺麗だな……窓は汚いけど 「はぁ」 「ちょっとガリナ君。オウル先生の話聞いてないと怒られるよ?」 俺は声のした方に目だけ向け、言い放つ 「なーんで優秀な孔雀さまが俺みたいなチキンを心配するかな?その優しさが逆に腹が立つ」 そう言いながらも隣のパヴリーンの言う通りに、俺は前を向いて梟?の授業を聞くことにした
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加