狩りの授業

7/9
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「見ろ!!上だ!!ガリナの野郎だ!!アハハ」 「くそっ、横取りしやがったか」 「ひ、ひどい……おでが頑張って先回りしたのが無駄になっちゃった」 まぁ仕留めた奴が勝ちだからと思ってる俺はにやけながら、森の中にそのまま突入し、木々の枝や葉を上手く避け 「そぅら5匹目!!」 ドガッ  「ギャンッ」 スタッ   ザザッ 地を闊歩する大きな猫に飛び蹴りをし、その反動で上手く着地した。 「グルルガァァァ」 猫は飛び蹴りを食らったのにも関わらず、起き上がろうとしてきた。 「あんただけに良いとこ持ってかれちゃ困るわ!!」 ビュツ   ドッ 「ギャンッ」 追い付いたスワンが縄の先にクナイがつけられているロープダートを投げ、大猫の体に刺し、逃げられないようにし 「私も忘れないでください!!」 ヒュッ ヒュッ 少し遅れて来たパヴリーンが、止めとして投げナイフを放った……
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!