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ふうやっぱり落下てのは怖いな
だが
「飛べなくても滑空くらいできるんだよ」
俺は誰に言ったでもないが、つい口に出していた。
たぶん、後ろから心配で呼ばれたのが原因だろう
そう考えていると地面はすぐそこまで来ていた
「よっとっとっと」
タイミング良く翼をしまい、滑空を止めて着地したが勢いまでは殺しきれず、少し進んでしまった
「飛べないからとか、親がいないとかで同情すんなっつの。まったく……」
俺は先程から募っていた不満を小声で口に出す
とりあえず、その場にとどまる必要はないから、弁当を食すために俺専用の秘密基地へと向かうことにした
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