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「ガーリーナー!!」
「そんな大きな声で呼ばなくても聞こえるっつの。もっと声量おとせよ。このカラス野郎」
俺の後ろから、俺よりスマートな滑空をしてきた黒い翼の男に注意をした
「そんなこと言うなよぉ。これが俺のアイデンティティなんだよ!」
「はぁ、このやり取り何回めだよ」
俺はため息をついて、落ち込んだ
このカラス野郎は、俺の数少ない友人と言って良いかなと思える人物で、コルウスって名前
「逆に、お前って鶏のくせして大きな声出さないよな?」
「出してやろうかお前の耳元で、鼓膜が役割を充分すぎるほど果たすぞ?」
「ははっ!冗談きついぜ!え?冗談じゃない?そういう冗談は心臓に悪いからよせやい!!」
こんな談笑紛いのものをしてると、俺たちは目的地の目の前に辿り着いていた
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