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「遅かったな?ガリナ」
「ちっ」
「今、なんで舌打ちした!?」
俺は目の前にある、大きな切り株に座している先客に聞こえるように舌打ちをした
「あっはは!ピションそこはね?ガリナの特等席なんだよ!ガリナはそこを取られるとひどく機嫌が悪くなるから早く退いた方が良いぞ!」
「ついでに言っとくが、俺は一人で飯が食いたい」
「まあ、そんな寂しいこと言ってたら幸せが逃げるぞ。ほら、こんなでかいんだから一緒座れるだろう?」
俺は渋々、灰色に緑掛かった、鳩独特の翼を有しているピションい言う通り、切り株の上にあぐらをかくように座す
といってもこのやり取りももはや、数回目になる。
「慣れとは恐ろしいものだ」
「何か言ったか?」
「何でもないデス」
少しデスのところを強調したが、気づきはしなかった
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