第1話 さいごのひ

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 その場にいる人々は、途方に暮れてしまっていた。  何故なら信じられない事に、自分で自分の血だらけの遺体を眺めているからである。 『……これって、俺達死んじまったって事?』 『なんかのアトラクションにしちゃあ……あまりにも出来すぎてるよな。』 『もしかしたら予知夢とか、未来の予言映像みたいなのを見せられてるとか――』  高校生の3人。小さな頃からの大親友で幼なじみの彼等は、その状況自体が非現実的な出来事すぎて、全く実感が湧かずに人事の様に現状を想像している。
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