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その場にいる人々は、途方に暮れてしまっていた。
何故なら信じられない事に、自分で自分の血だらけの遺体を眺めているからである。
『……これって、俺達死んじまったって事?』
『なんかのアトラクションにしちゃあ……あまりにも出来すぎてるよな。』
『もしかしたら予知夢とか、未来の予言映像みたいなのを見せられてるとか――』
高校生の3人。小さな頃からの大親友で幼なじみの彼等は、その状況自体が非現実的な出来事すぎて、全く実感が湧かずに人事の様に現状を想像している。
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