執事たちは王様が大好き。

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庵「ああ、姫華まだ気づいてませんか?」 姫「…いえ、昨日洗礼をうけました。」 慎「桔梗様の性格の悪さは俺ら3人は身を持って理解させられているからな。」 徹「ちげーよ!桔梗様は性格悪いんじゃなくてとてつもなくひねくれてて超ドSなだけ!」 庵「二人とも、言いたいことはわかるけど悪口はだめですよ。」 徹「だって俺こないだ桔梗様が一人で食事してて、落としたスプーン拾ったときに『そのまま止まって上を向け。…俺、こうやっておまえら見下すの大好きだからよく食器落とすって知ってたか?』ていわれたもん!いや~、憎たらしい顔してたなーあのとき!」 けたけたと笑いながら、笑い事じゃない話をする徹平と、それに乗っかって自分が桔梗様にうけた仕打ちの数々をなにやら少し自慢げに話す慎司と庵をみていて、私もいつかはこうなるのだろうかと、一抹の不安を覚えた。 (…この3人絶対マゾでホモだ…) 姫「じゃあ私桔梗様と出かける約束なので、失礼します」
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