壱,雪野麗

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3年前、お父さんが病気で他界してから、お母さんは、よくキレるようになった。 お母さんにとって、お父さんは全てで、それがなくなった今、お母さんは途方にくれていた。 そして僕は、実はお母さんの子供ではなく、お父さんと、お父さんの前の奥さんとの間ににできた子供だった。 僕の本当のお母さんは、僕が物心つく前に、お父さんと同じ病気でなくなっている。 話を戻すが、お母さんにとっては、お父さんが全てであり、ついてきた僕は、お母さんにとって、邪魔でしかなかった。
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