壱,雪野麗

5/8
前へ
/11ページ
次へ
***5年後*** 僕は、雪野麗。 今年やっと高校生になって、親元を離れ、1人暮らしをしている。 お金は、お父さんがなくなる前に、毎月もらっていたおこづかいと、毎年きちんとためていたお年玉を使って、なんとかやっている。 物件は学校に近い最低限のものにした。なんと学校まで徒歩5分。割と近くて安心したのは言うまでもない。 僕は、“空の下学園”に通っている。 ここの学園はいいところで、僕もこの学園の生活を気に入っていた。 まぁ、親の話になると、ついていけなくなり、ノリが悪いと思われる僕であったが。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加