壱,雪野麗

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僕は、空の下学園1年A組。 このクラスには、割と特殊な人が何人かいる。 僕を含めて、だ。 まず、僕の隣の席の子。 見た目は不良だが、多分、根は優しそうだ。 金髪の不良。でも本人が言うには、これは地毛らしい。 そして何より。 奇妙なのは、 彼の瞳の色だった。 彼の右目は、漆黒の黒で、 左目は、綺麗な紅色だった。 俗に言う、オッドアイ、というやつだ。 「何ジロジロみてんだよ」 彼が話しかけて?くる。 あまりにも見すぎたようで、彼は不機嫌そうな面をしていた。 「ごめんごめん、何でもないよ」 僕がそういうと、彼は、フン、といって、読書を再会した。
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